素材別お手入れの基礎知識
★ワニ、トカゲ(リザード)などで光沢のある素材
表面をメノウの玉で磨いています。カラ拭きでほこりや汚れを落としてから、栄養クリームや爬虫類専用のスプレーを少量つけて柔らかい布で丁寧に拭いてください。ツヤ感を保つことが出来ます。
★光沢のないマット仕上げ素材
マット仕上げのものは、専用ケア商品がないため、栄養クリームなどをご使用し軽く拭き取る程度にしてください。磨くとツヤが出てしまうので磨くことは避けましょう!少しの汚れは、柔らかい消しゴムで軽く擦り、取り除くようにします。
水にぬれた場合
出来るだけ早く、乾いた布やテイッシュペーパーなどで水分をふき取ります。製品の形を整え、吸水性のある紙類をつめて陰干しをして下さい。
この処理が遅れた場合や水濡れの程度がひどい場合、手油や汗、又食品などのシミなどの付着による汚れは、時間と共に復元不可能な場合もあります。
できるだけ早く専門業者へご相談されて下さい。
お願い
どんなにお気に入りの爬虫類バッグであっても時々休ませてあげてください。幾つかの製品を交互に使用すれば傷みや形崩れも少なく、長く保てます。
スプレーやフォームの種類については、製品を購入した販売店などで必ずご相談またはご確認をして下さい。
ご注意
革は耐熱性が低く、繊維製品のように、高温での染色が正常工程では出来ません。 そのため水に溶ける酸性塗料を使用しています。直接日光や照明があたると、色落ちや,変退色により風合いが変わることもあります。
又、濃い色のハンドバッグを使用する際は薄い色の服は避けるなどのご注意が必要です。
ドライヤー、ストーブ アイロン等の高温で、革の繊維の萎縮、変形、変質、変色がおこります。絶対に避けるようにして下さい。
天然皮革は湿気を嫌います。高温多湿はカビの発生の原因になります。カビは発生してからでは手遅れです。菌の根が皮の組織に深く入り込み,跡が残って綺麗になりません。 カビは発生を防ぐことが大切です。
風通しが悪い押入れや、高温多湿の場所でビニール袋に入れたまま仕舞ったり、又ぬれたハンカチや食べ物のかすなどが入ったまま保管をされるとカビの発生の原因になります。湿度の高い日本家屋では、梅雨時は特に一番注意が必要です。