雨に濡れてシミ・水膨れができましたが直せますか?
高級皮革製品の革の仕上げには革らしさや自然な艶を強調するためにタンパク質系(カゼイン)仕上げが行われます。グレージング仕上げに使用するカゼインは親水性が強いので雨などがあたると塗膜が膨潤し、水膨れやシミができやすい性質があります。
仕上がり皮革のままの状態に水膨れ・シミが生じた場合は、再度グレージングすることにより回復することができます。しかし製品になってからでは残念なことにグレージングを施すことができません。
したがってカゼイン光沢のトップラッカーを適量塗布し、最終的に仕上げを行うことによって、塗膜の耐水性を改善させることで対処する必要があります。
雨や水がかかってしまったら時間をおかずすぐに柔らかい布等で水分を吸い取るように拭いてください。
少し時間が経ってしまって跡が消えない場合はすぐにプリマベーラへ。専門の職人が対応させて頂きますので、皮革製品の事でお困りの事がございましたらいつでもお気軽にご相談ください。